命を繋ぐ

1960年代に父が作ったカエデの盆栽。

2008年父が亡くなった時、名古屋から私が引き取った。

しばらく盆栽として育てていたけれど私には管理が難しく、
デコ・ボタニカルガーデンに植樹した。
あっと言う間に大きくなった立派なカエデは約10年、毎年紅葉を
楽しませてくれていた。
盆栽時代を含めて約60年経っていただろうカエデが
昨年急に勢いを落とし、紅葉出来ないまま枯れてしまった。
この経緯を話していたらスタッフのあきちゃんが私の知らないところで
命を繋いでくれていた。
枯れて弱っていたカエデの小さな枝を挿し木にしてみてくれていたのだ。
年を越してつい最近、しっかりと新芽を吹いた挿し木のカエデ。
父が大切にしていたものをあきちゃんが繋いでくれてまた私の
元に戻ってきた。
諦めずに差し木にしてくれていたあきちゃん、咲かせてくれたお父さん、
ありがとう。
これからまた何年かこのカエデがデコ・ボタニカルで大きく育って、
いつか次の世代の人に受け継いでもらえたら最高だな。
「正夫のカエデ」
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