型はいらない

デコ・ボタニカルはカフェなのか、造園業なのか ?

この質問は結構よく投げかけられる。
この質問の趣旨はきっとこうだ。
造園屋がカフェを運営しているのか、飲食店が自庭を作っているのか ?
そして、、もう1つ良く質問されることが、
以前の職業と、資格の保有。
私はこの質問を受けるたびに、
「多くの人は、何かを落とし込むためには、型が必要なんだろうな」と解釈する。
私たちが移住前は全く別の業種からの転職であり、
どこかで開墾の学びもしないまま2000坪を開墾してきたこと、
飲食店に勤めた経験が無いままカフェを開業したこと、
造園業の資格もなくガーデンを作っていること、そして、
デザイン学校を卒業したわけでもなく空間デザインを請け負っていること。
しかし、私はいくつかもの貴重な仕事経験を経て、そしてたくさんの趣味や友人を
通して積み上げてきた引き出しがあり、自分の好みを知っている。
知識は常に現場から学び、ここへ来てからもすでに10年以上経つ。
森を開墾してそこに住み、毎日土と触れ、空気や香りをまとい、
植物を観察しながら日々を暮らしている。
今は植物が好きなスタッフも加わり、彼女の
知識も加わってさらに大きく前進する。
中途半端な気持ちでは作り上げてこられなかったこの空間には
カフェとガーデンの両方があってデコ・ボタニカルとして成り立つ。
カフェも食事・パン・飲み物・デザートと、全て自家製に拘ってここで
作り、アップデートし続けられるよう努力を積み続けている。
そう、シェフではないのに・・・。
ガーデンも同じく、私はガーデナーではない、でもガーデナースタッフと
知識と経験と情報を共有しながら毎年同じ庭をキープするのではなく、
進化する空間としてガーデン作りを進めている。
私にとって大好きな植物は子供の頃から身近にあり、ガーデンも空間の1つ。
毎年訪れてくださる方が、来るたびに違った印象を持ってもらえれるような
場所でありたい。
他のどこにも無いような空間であり続けるため。
そして、この空間を気に入ってくださる方がいれば、私たちに庭作りや、
空間造りのオーダーをください。
きっと、理解したい為にはどこかの卒業生であったり、肩書や資格の保有者で
あって欲しいのだと思う。
やっぱりそうだよね ! デザイン学校卒業していたんだ、
そこで造園も学んだんでしょ ?
ご主人がお料理人経験者だったんでしょう ?
でもどれも本当に好きな空間を作りあげたくてやってきた線上に
点として存在する。
点と点が繋がってデコ・ボタニカルがあり、線がどんどん伸びていく。
肩書や資格はないけれど、ここを気に入っていただければ
それが私たちの肩書になる。
ここを見てもらう以上に皆さんを納得させる「何か」が必要ですか ?
私はずっとそうやって生きてきた。
時折、「どうやってここまで作り上げられてきたんですか ?」と
質問される。
答えはシンプル、本気で根気。
「本気になって、根気よく続ける」これに尽きる。
やりたいことに対する根気、本気で続ける覚悟ありますか ?
夫が時折毒づく「こんなこと出来ねーよー。教えてもらったことないもん。」
の、言葉にも負けずに・・・。
二人のパフォーマンスを少しずつ上げてきた。
私は肩書や資格が必要ないとは言ってない。
学びはあればあるほどいい。
しかし、学びばかりしていて、実体験をしていない人が多くはないだろうか。
机上で勉強しても、人から話を聞いても、自分自身でやってみなければ
それは本当の知識とはならない。
教えてもらったことなくてもやりながら覚えるんだよ。
受け身で生きるな !
自分がいいと思ったら自分を信じる。
と、自分に言い聞かせて、答えはすぐには出ない。
そうやって生きてきた。
今までの仕事も現在も。